お十夜は、正しくは「十夜法要」「十夜会」などともいい、
十月から十一月にかけて全国の浄土宗寺院でひろく勤められている念仏会のことです。
この法要は、浄土宗で最も大切にする経典のひとつで、
阿弥陀仏の誓いや極楽浄土のすがたを説く『無量寿経』の中に
「煩悩や誘惑の絶えないこの娑婆世界で
十日十夜の善行を積むことは、仏さまの国で千年の善行を修めるよりも優れている」と
説かれております。
浄土宗での善行はお念仏です。
つまりお十夜とは、元来、十日十夜の間、お念仏を称える法要なのです。
（近年では数日あるいは一日で行うことが多いようです）
ぜひ 菩提寺のお十夜に参詣され、
穏やかな心でお念仏をお称える時間を過ごされてみてはいかがでしょうか。
毎日の忙しさにせかされて、つい忘れがちなこころのゆとりも、きっと見つかるはずです。
そうしてお称えする「南無阿弥陀仏」の声は、ご先祖様へのご供養となり、
私たち自身の極楽往生をかなえる功徳なのです。
令和3年より南龍寺の十夜法要は11月第1土曜となりました
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